大黒座で「X年後」「世界一売れないミュージシャン」見てきました

先週の木曜日9月17日に久しぶりに
浦河大黒座で映画を見てきました。

「X年後」

これは、南海放送が制作したドキュメンタリーの力作でした。
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ポスターが結構衝撃的ですが、
映画を見ると、ああ、なるほど、と思います。
マグロは、人々と共に放射能を浴びたのでした。
以下は、公式サイトからの引用。

1954年アメリカが行ったビキニ水爆実験。
当時、多くの日本の漁船が同じ海で操業していた。
にもかかわらず、第五福龍丸以外の「被ばく」は、人々の記憶、
そして歴史からもなぜか消し去られていった。
闇に葬られようとしていたその重大事件に光をあてたのは、高知県の港町で
地道な調査を続けた教師や高校生たちだった。
その足跡を丹念にたどったあるローカル局のTVマンの8年にわたる長期取材のなかで、
次々に明らかになっていく船員たちの衝撃的なその後…。
そして、ついにたどり着いた、 "機密文書"
…そこには、日本にも及んだ深刻な汚染の記録があった―

引用おわり。

第五福竜丸は「水爆マグロ事件」として有名ですが
全体で90艘以上の南洋マグロ船、そのほかにも
定期航路の貨物船がいました。
日本の船だけでこんなにいたんだから、他の国の船を
合わせたら、いったいどれだけの船が放射線を浴びたのか。

それだけではありません。
1954年から数年続いた水爆実験による放射能は
アメリカによって測定されていました。
日本全体を大きく覆う放射能のデータが残っています。

国は真実を明らかにせず、
明らかにしようとした人の声は届かず、
被害に合われた本人や家族は風評被害を恐れて
口をつぐんでしまう。

1954年に起こったことが、今また繰り返されて
いるような気がしてなりません。
ドキュメンタリー映画祭で上映参加をしようとしたら
「昔の話だから」と断られたことがあるそうです。
今の話だよ。
9/21~9/27は4時から1回のみ上映です。

さて、レイトショーで続けてもう1本見ました。
「KAZUYA 世界一売れないミュージシャン」
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タイトルだけ見たら、すごくヘタながらミュージシャンに憧れてるおじさんが
一生懸命がんばる話かと思ってました。
全然ちがうの!

KAZUYAさんは、楽曲もいいし、ハスキーな歌声もいい。
そもそも、札幌のインディーズで大人気だったPHOOLの
ボーカルで、メジャーデビューも目前だったのだそうです。
それが、何故かそうはならず、バンドは解散し
KAZUYAさんは今も歌を歌っています。

いや、やっぱりプロとして仕事としての音楽なら
「おれ、そういうのダメだから」は
ないと思うよ。
そこでがんばらないのがKAZUYAなのさ。

楽曲がすごく聞き易い、楽しいドキュメンタリーでした。
おすすめです。

『世界一売れないミュージシャン』
※9/21~9/27 ①10時 ②13時30分 ③19時

◎9/24(火) 夜7:00~ 田村紘三監督の上映前トークがあります!!

●大黒座 北海道浦河郡浦河町大通2-18  TEL:0146-22-2149
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by eniwasorati | 2013-09-23 21:25 | 大黒座情報 | Comments(4)
Commented by 村井 at 2013-09-23 22:02 x
大黒座さん渋い作品チョイスですよね! 私も明日できれば観てきます。『X年後』はまさに、今現実に起こっていることと同じ、ですよね。決して過去の話ではない。一人でも多くの方に観て頂きたい秀作です。日本人必見。
Commented by 森田惠子 at 2013-09-24 19:26 x
いつものことながら、大黒座さんのプログラムは素晴らしい!
Commented by eniwasorati at 2013-09-25 08:20
村井さん、「KAZUYA」いかがでしたか。
その後の打ち上げも結構盛り上がったみたいですよ。
「X年後」は、見た人は確実に何かを得ますね。
歴史を掘り下げている時間はない、と今の人たちは
思うかもしれないけど、昔あったことは
今もある。
今あることは、昔もあったのです。
Commented by eniwasorati at 2013-09-25 08:22
森田監督、ほんとにそうですね。
この後も、ドキュメンタリーが続きます。
「モンサントのあぶない食べ物」も上映ですよ!
浦河の人たちは、いろんな事実を吸収するチャンスを
たくさん持っています。
幸せなことだと思います。


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