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「愛を読むひと」を見ました

台風の被害、すごいですね。台風なのに竜巻とか!
東京方面の電車の運休もすごかった。
北海道はまだ風雨は強くありません。
えりも岬では風速45mを超えました。
浦河はまだそこまでは…これから夜半にかけて大荒れ。

(幸い、荒れませんでした。雨は強くなりましたが)

今日は定休日なので、浦河大黒座で映画を見てきました。
「愛を読むひと」
監督スティーブン・ダルドリー(リトル・ダンサーを撮った監督)
主演ケイト・ウィンスレット レイフ・ファインズ

見終わったあとで多くの「なぜ?」が生まれる作品だと思います。
前半の甘酸っぱい恋愛が、後半になって痛々しくも生きています。

特に主人公の少年が大人になってからもずっと
ひきずっている心の傷。これが何故なのか、理由がわかりづらいかも。
ハンナという大人の女性が背負っている過去の罪は
彼女だけの問題ではないです。
少年自身もドイツ人で、彼は過去の事件を知った大学生になって
アウシュビッツ収容所に行き、その重さに衝撃を受けました。
手を差し伸べたいけど、差し伸べても届かない。
届いても、重ねられた手を振りほどいてしまう。そんな二人の生涯。
ほんとに、きれいで重く悲しい物語です。
ぜひスクリーンでご覧ください。

「愛を読むひと」は10月16日(金)まで。
10時 13時30分 19時 の1日三回上映です。

10月17日(土)からは「セントアンナの奇跡」
予告編を見ましたが、これ、とてもいいですよ。

台風は日高を抜けました。
明日10月9日金曜日は通常営業の予定です。
by eniwasorati | 2009-10-08 18:14 | 大黒座情報 | Comments(2)
Commented by chibo at 2009-10-09 22:00 x
アフリカ好きです。インドはもっと好きです。
インドは、ザック一つで最南端まで放浪してきました。
もし、アフリカへ行くことが出来たら・・・逆転するかしら?

大黒座素晴らしいですね。 このシネコン時代に本当によく頑張ってる!
都内ですら、名画座と言われた映画館がどんどん閉鎖に追い込まれています。 幸いにも私の住んでいる町田市の隣、川崎市は文化意識の高い街で、映画学校も有るんですよ。 川崎市アートセンターの中には小劇場と映画館があり、とてもいい映画を上映してくれています。
昼間はシニア族の来場数が多いのですが、夜なんてガラガラです。
とってもいい映画館なのに勿体無いですわ~。
何故、みんなシネコンばかり行きたがるんでしょ・・・
今、ヨガを教える勉強にお金を全て注ぎ込んでいるので
大好きな映画も、じーーーっと我慢です。
観たいと思った映画は(その映画に縁があれば)、必ずいつか何処かで観れるので・・・ その日までおあずけです(笑)

ごめんなさい!コメントずいぶん長くなりました~。


帰省した時は、シアターキノとさそり座通いです。

Commented by eniwasorati at 2009-10-10 19:42
chiboさん、大黒座さんはホントにがんばってますよ。
北海道でも都市以外の小さい町の常設映画館は大黒座の他はあんまりないはず。
映画人口、というかそもそも住民の人口が少ない町でいい映画を次々と
かけてくれる映画館、この貴重さ。
浦河の人は子供の頃から「映画館で映画を見る」という機会があって幸せです。
でも、「ある幸せ」「ない不幸せ」は、そこにずっと住み続けている人には
なかなか気付かないもんですよね。浦河の人は、というか日高東部の人は
この「ある幸せ」をもっと享受したらいいと思います。
首都圏はそれこそいろんな映画が見られるのでいいですよね!
北海道ではシアター系の映画は札幌1館のみと言う事があって、
好きな俳優の主演映画も結構見損ねた…残念。DVDは買ったけど、
やはりスクリーンで見たいですよねー映画。


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